4-5月のテーマは、「ラン&ジャンプ」!走りと判断の速さ、そして、高く・遠くに跳躍できるジャンプの動きを育てます。
走り方、跳び方を身につけ、その動きを磨き上げる前にやっておいた方が良いと思うことがあります。それは「えいやー、とりゃー」です(笑)。重たいモノを限界に近い力を理由は2つ、「最大エネルギー(≒パワー)」と「脱力感」です。
走り方や跳び方などのやり方はエネルギーを効率よく発揮する技術です。車で例えるならば、四角いタイヤを丸くする調整力です。技術を身につけることで、持っているエネルギーを動きに繋げやすくなります。
ですが、どれだけタイヤが丸くなってもエンジンの馬力が低いと高速化は難しいですよね。そもそものエネルギー発揮できる大きさが必要です。とはいえ、子どもが大人のように筋トレをする必要はありません。投げる、跳ぶ、(押し相撲のような)押すやよじ登るといった基本の動きの中で、えいやー・とりゃーというような全力を出す体験をすることで最大エネルギーは高まります。日常生活の中でそのような経験があると理想ですが、園や自宅環境などの問題でそのような経験は難しくなっているかもしれませんね。
2つ目の脱力感についてです。全力の出し方がわかってくると、脱力の仕方も覚えます。これは効率化の一歩目です。
先日、キッズサマーキャンプの下見を兼ねて檜原村の工房で丸太をノコギリで切り落とす作業を体験させてもらました。摩擦で重たくなったノコギリをギコギコと錆びた扉を開けるように音を立て、しかめっ面で操っていました。工房の方に肩のチカラを抜いてごらんなさい、とアドバイスをもらい、テンポ良くノコギリを動かせるようになったんです。全力を出すことで、体の中で力を入れるところと抜くところを感じれる気づきになり得ます。これは技術習得の一歩だと思うんです。力を抜くところと入れるところを調整できないと、手先を動かしたいところに動かしにくくなるからです。
今この場でも体感できます。肩の力を抜いてみてください。肩の力は抜けましたか?では、次に、肩を耳に最大限まで近づけるようにして、3秒間名一杯力を出してみてください。そして、ストンっと肩を落としてみてください。どうでしょうか?どちらの方が脱力感が得られましたか?
さて、本題に戻りたいと思います。先日行ったレッスンの動画です。
動画内では、子どもたちは2-4kgの重たいボールを投げ込んでいます。動画の序盤は、肩が力み首が短くなっていますが、終盤では腰は座り首が長くなってきています。実際にボールはより遠くに投げれるようになってきています。力を入れるところと抜くところを体得し始めていると思います。潜在的に持っているエネルギーを効率よく発揮できるようになってきています。技術習得の一歩です。
えいやー、とりゃーのような全力を出す経験は、最大エネルギーを高めるだけでなく、技術習得にもつながります。子ども時代には、力の調整力が身につきやすい時期です。ぜひ、えいやー、とりゃーの体験をしてもらいたいです。
久しぶりの投稿でした。言い訳が許されるならば、加地の文章は論文みたいで読みにくいと言われたことが苦手意識となっていることです。このことが投稿頻度のブレーキになっているようです。ですが、うまく書こうとすることよりも伝えたいと思う気持ちを発揮することが大切ですよね。私も子どもたちのようにまずはえいやー、とりゃーです!子どもは日々進化していますが、虫眼鏡が必要なくらいに洗練した観察する目が必要です。私たちコーチは、親御さんの虫眼鏡になれるように、子どもの成長を伝えたいと思います。これから頑張って週一ペースであげていきます!ぜひ、ジムでお会いした日にお気軽にフィードバックください🍀
コーチカジ
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