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海への大冒険

  • 執筆者の写真: 空-Sora-
    空-Sora-
  • 7月4日
  • 読了時間: 4分
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「自転車で帰るの。。。?」

海に着いた時、か細い声に不安そうな眼差しで聞いてきたのは、Eちゃんでした🥺

いつもニコニコスマイルでみんなのムードメーカーなのですが、そこに笑顔はありませんでした😂

30℃を超える真夏日に2時間半のロングライドを終え、限界一歩手前。。もう一度同じ道を帰るなんて考えられなかったのだと思います。

「Eちゃんなら大丈夫だよ!ここまで来れたんだから!きっと帰れるよ!」と声をかけましたが、正直、僕自身も不安でした😅

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午前10時、キャンプ場をスタートしてすぐEちゃんはお友達と離され、遅れをとりました。少し心配になったものの、この時はまだ、借りた自転車に慣れていないせいかなと思っていました。しかし、いつになっても漕ぎ始める時はヨロヨロしているし、立ち漕ぎも怖くてできませんでした💦徐々に海まで辿り着けるか分からないなと不安になる自分がいました。

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海までの道のりは片道22kmで、大人でも90分かかります🚲

走り出してから45分、他の子にまだ笑顔が見える中、Eちゃんは顔を真っ赤にして苦しそうでした。「もうちょっとで半分だよ!頑張ろう!」と言いつつも、僕の頭の中では途中で引き返す場所を考えていました🤔

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スタートして1時間、なんとか海まで半分の距離のコンビニまで辿り着きました🏪

コンビニで休憩している時にEちゃんに「どうする?まだ頑張れる?」と確認しました。

すると「うん、まだ頑張る!」と小さく、でも確かに言いました。絶対に苦しいはずなのに、チャレンジすることを選んだEちゃんに、真の強さを感じました❤️‍🔥

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その後、自転車の隊列を変更し、一番遅いEちゃんを前にして走りました。すると、前半よりも良いペースで進めました🚲後ろからの「頑張れー!」という仲間の応援が励みになっていた様です📣途中で多めに休憩を挟み、2時間半かかりながらも、なんとか海へ到着!🏖️

そして冒頭のセリフに戻ります😅

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お腹が減っていると元気も出ないし、弱気にもなってしまうのも。海に到着してすぐに、朝、自分たちで作ったお弁当のサンドウィッチを食べていると徐々にEちゃんの笑顔が戻ってきました😁食後は海で遊び、エネルギーチャージ!💪

さあ、キャンプ場に帰るぞ!灼熱の太陽の元、後半戦スタートです🌞

Eちゃんも少しずつ自転車に慣れてきて、行きよりも順調なペースで進んでいました🚲

しかし、帰り道には、約1kmにも及ぶ地獄の上り坂が待っていました。。。

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立ち漕ぎのできないEちゃんは、2人のお友達のスピードには付いていけず、どんどん離されていきます。僕は速い子のペースに合わせて坂を登り切ったため、途中のカーブでEちゃんが見えなくなりました。やっとカーブを曲がって来たと思ったら、途中で自転車を降りてしまいました。そこからはずっと下を向きながら自転車を押して歩くEちゃん🥲

「Eちゃん頑張れー!」とお友達も応援してくれ、なんとか坂の上まで到着!

汗と涙でぐしゃぐしゃになりながらも、最後まで自分の足で登り切りました👏本当によく頑張った😭

涙の後も自転車を漕ぎ続けること40分、ようやくゴールのTOKYO CLASSIC CAMPに辿り着きました‼️ゴールした時、疲れ切っていて笑顔が作れず、Eちゃんはこの表情😅

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彼女は持っている全ての力を出し切ったのだと思います😌誰よりも小さな自転車に乗っていたので、誰よりもペダルを漕ぐ必要がありました。小さな体で一生懸命漕いで、最後まで諦めることなく、自分との闘いに勝った彼女を本当に尊敬します🙏

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子どもは、僕らの想像を超えるポテンシャルを持っています。「どこにそんな力があったの!?」と今までも何度も驚かされてきましたが、今回も本当にすごいなぁとEちゃんの頑張りに感動しました🥹Eちゃんにとっては、二度とやりたくないほどの辛くて苦しい体験だったかもしれませんが、ゴールまでやり抜いた経験は、何にも変え難い宝物です✨きっとこの先も楽しいことばかりではないはずです。この経験が、いつの日か彼女が逆境の中を進まなくてはならない時に、勇気を与えてくれるといいなと思います😌


#Early Summer Camp

#GO WILD

#より強く生きる



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