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  • 執筆者の写真空-Sora-

誰よりも転んだ5歳児のスキー奮闘記‼️


「うわぁ~!」ズザザザァー!

立っては転び、立っては転びの連続。まずは安定して立つことができません。




それもそのはず、彼は人生2回目のスキーです。




2日目、僕はそんな彼のサポート役になりました。

子どもの成長は早く、ほとんどの子が初日にコツを掴みコーチのサポートがあれば、ある程度は滑れるようになりました。




ただ彼は、基本姿勢がうまく習得できず、コーチがサポートしても5mも進めないような状態でした。



ストックを差し出し、ストックを掴ませて進もうとするも、バランスを崩してすぐに転んでしまいます。そこから立ち上がるのも一苦労。




5歳の子にとってブーツとスキーの板はあまりにも重く、かなり体力を使います😱



本当に数え切れないくらい転び、でも、その数だけ彼は立ち上がりました。



持ち前の負けん気と、自分はできると信じる気持ちで、何度転んでも、弱音を吐くことはなく、黙々と必死に立ち上がろうとします。




何度も何度も。




1時間くらい経った頃、そんな彼が唯一「喉が渇いた。。。」と呟き、今にも泣きそうな表情をしていました。きっとその涙の理由は、喉の渇きだけじゃなく、悔しさや、いつまで経ってもできるようになれない惨めな気持ちが混ざっていたのだと思います。




また、彼にとってはリフトから聞こえるお友達の「がんばれー!」という声援が、自分が滑るのが遅いということに気づいてしまう合図になっていました。




そうして他の子が10分足らずで滑り切るコースを90分かけて滑りました。




そこで2日目の午前の部が終了。「ヤバい、初日と合わせてまだ2本しか滑れていない。。」




正直、僕はこの子を一人で滑れるれるようにさせられるのか、、もしかして3日間このままなんじゃないか、、と不安になり始めていました。




しかし、子どもの成長は突然やってきます!




昼食後、同じコースに挑戦すると、午前中ずっとできなかった「ハの字で止まる」が少しずつできるようになってきました。



そこからは、彼自身、一人で止まれる!と分かり、自信がついてきたのか、10m、20m、30mと徐々に一人で滑れる距離が伸びていきました😳




そこからの彼は、驚くべきスピードで成長していきました。




元々怖いもの知らずの彼は、そこからスピードも出していき、どんどん距離も伸ばしていき、午後の3本目のリフトでは、ついに1000mのコースを一度も転ばずに滑り降りたのです‼️‼️




後半には、他のお友達に混ざっても遅れを取らないほどになりました😭



「コーチ!もう一回すべれる!!?」

昼食後の1本目を滑り終えた時に、彼が食い気味で聞いてきました。




滑るのが遅すぎて、初日と午前中に1本ずつしか滑れていない彼にとって、ゲレンデに降りてそのままリフトに乗れること自体が嬉しかったのだと思います。




「滑れるよ」と答えると「やったー」と小さな声で喜んでいました😌




この時、初めて彼の心からの笑顔を見た気がしました

それまではずっと必死な顔をしていたから。




本当によく頑張った。。。




彼はきっと「何回転んだって、その分だけ立ち上がればいいんだ」ということに、自分で体験して気づいたと思います。誰よりも転んだ彼だからこそ感じられることです。




このかけがえのない経験を糧に、何回失敗しようとも、成功するまで諦めずに挑戦し続ける気持ちが育ってくれていると嬉しいなと思います🌱




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