12kmのハイキングを終えて、子どもたちは「がんばったこと・楽しかったこと」を各々が発表しました。多くの子が楽しかったことに「温泉♨️」と答える中、Kくんは「下り坂を走ったこと❗️」と言っていました。その様子を一番近くで見ていた僕には納得の答えでした。下り坂を駆け降りる彼は本当に楽しそうで、ずっとずっと笑っていました😆
「絶対につるつる温泉に入るぞー🔥」
そう言って坂道を駆け降りながら、気合を入れるKくんの姿がありました。
(↓一緒に爆走するTくん、Yくん。)
スケジュール表の時間を見誤り、日の出山の山頂に長居をしたせいで、僕らは1時間の遅れを生んでしまいました。(子どもたちにスケジュール表を渡し、どこで何分休憩するか、基本的に子どもたちに決めさせています)「このままでは、つるつる温泉に入る時間はないよ。」コーチにそう伝えられ絶望する子どもたち。どうしよう。。😱つるつる温泉まではあと3.6kmでした。
そこでYくんが「走ろう!走ればきっと間に合うよ!」と言い出し、みんなも「そうだね!走ろう!」とすんなり同意しました。登山開始から約8時間経過していたので、誰か反対するんじゃないかなと思ったのですが、温泉に入りたい気持ちはみんな一緒だったようです。全員一致で、走って1時間の遅れを挽回することに決めたのでした✊
Kくんは、どちらかというと寡黙な方で、いつもは飄々としている子なので、大声で仲間を鼓舞する姿がとても新鮮でした。またYくんが靴紐を結ぶために遅れをとった際には「Y!早く来い!」と大声を出して呼びかけるシーンもありました😳きっと同じ目標に向けて全力を尽くしていることで仲間意識が芽生えたのでしょう。写真を撮る時には、肩を組む姿も見れました☺️下り坂を猛スピードで駆け抜けた3人には小さな絆が生まれているように感じました🫶
結局、なんとか1時間の遅れを取り戻し、無事につるつる温泉に入ることができました🙌子どもたちは自分たちで招いたミスを、自分たちの努力でカバーしました。彼らの決断と最後までやり抜き、目標を達成したことを誇りに思います👏一方でKくんは、山道が終わってしまう時には「もう道路なんだね」と少し寂しそうにしていたのが印象的でした。よっぽど下り坂が楽しかったんだなと思いました🤣
何かに夢中になることは、その子の成長を大きく促します🌱今回8時間のハイキングをした後に彼らが2km以上走り続けることができたのは、夢中になれたからだと思います。痛みも疲れも忘れるくらい、夢中になれたKくん。終始笑いながら進む彼の笑顔は、とても輝いていました✨これからも夢中になれることをたくさん経験して、楽しみながらぐんぐんと成長していってほしいなと思います😌
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#ハイキング中級編11月
空
【森の舎12月】
「さかな釣り&乗馬体験」